インフルエンザが流行っているようです。
こんにちは、しおり保育園です。
ニュースで病院内でのインフルエンザの集団感染が報じられていました。
12月後半に入り、インフルエンザの感染者数は一気に増えているようです。
保育園や、幼稚園・学校等、限られた空間で複数が一斉に過ごす場所では、どうしても
こういった感染症にかかりやすいことは事実です。
今日は、インフルエンザの話題を中心に書きたいと思います。
最近では、空気清浄機の性能が上がっていて、保育園でも導入しているところが多いで
すが、それだけで予防はできません。どんな対策を講じても100%感染を防ぐことはで
きませんが、知識をもって効果的な予防を組み合わせて実行するだけで予防の確率はか
なり上がると思います。
以下は、予防策やインフルエンザと風邪の違いなどが書かれているので、参考にしても
らえたらと思います。
まず、インフルエンザと風邪の違いです。
インフルエンザはインフルエンザウイルスによって引き起こされる感染症です。
風邪(感冒カンボウ)は、様々なウイルスが起因となります。
そして症状ですが、一見似ているようで違います。
特にかかり始めの症状が違うので、知っておくとより早く正しい処置ができるかも
しれません。
ここでいう強い全身症状とは、悪寒・頭痛・関節痛・筋肉痛・倦怠感などです。
また、上気道炎症状とは、のどの痛み・鼻汁・鼻づまりなどです。
特に5歳以下の子どもは、インフルエンザに感染すると重症化しやすいので、
特に予防が大切です。
また、経験値からの注意点として以下も注意をしたいところです。
これは、保育園などにお子さまを預ける場合、伝えておくことが大切です。入園後に
起こしやすくなった場合は、その時に保育園などに伝えておくと有効です。
保育園に入園する際には、病歴やアレルギー等の有無を書面で提出してもらうのです
が、何故か熱性けいれんは情報提供がされないことが少なくありません。しかし、発熱
は最も起こる症状のひとつで、熱性けいれんはそれに伴って起こりやすいです。
実際にインフルエンザの発熱と熱性けいれんを併発した場合もあるので、経験値からで
はありますが、意外とインフルエンザとは切り離して考える方も多いので、挙げさせて
頂きます。
少し話はそれるかもしれませんが、保育園では「予防接種を打ったのにインフルエンザ
にかかってしまった」と嘆く保護者の方がいらっしゃいます。確かに、せっかく仕事を
休んだりして子どもを病院に連れて行き、注射で大泣きされたのに感染してしまうと
「なんで?」って思ってしまいますよね。熱が下がるまでは保育園をお休みしなければ
ならないですし、大変です。(※病児保育でもあまりに高熱の場合は、お預かり出来ない場合もあり
ます。)
しかし、それはあくまで予防のために注射するという理解が必要です。
予防接種をしなくても罹患しない人がいることは事実ですが、先に書いた通り、5歳以
下の子どもは感染した後、重症化しやすいです。それを防ぐためにも予防接種は効果的
です。
予防接種には感染の予防と、重症化の予防の役割があると理解をしていても良いかも
しれません。
ここでは予防接種の効果を書きましたが、予防接種後に発熱したり、注射をした所が
赤くはれたり、そもそも注射で痛い思いをすることもあるので、保育園では予防接種を
義務化や強要することはありません。正しい知識をもって、保護者の方が判断すること
をお勧めします。
さて、最後は日常でできる予防です。
インフルエンザのウイルスは私たちの目・口・鼻の中に、様々な経路から侵入してきま
す。先ほどは予防接種について書きましたが、大切なことはできることを毎日心がける
事だと思います。
これだけでも、予防になります。(インフルエンザだけでなく、他の感染症の予防に
もなります)
咳エチケットは、マスクをする、咳をするときに口元をおさえるなど、子ども達には
少し難しいかもしれませんが、身の回りのことが自分ででき始める3歳位からでしたら
口元をおさえるなどは日ごろから伝えることで習慣化することができます。
今回は、インフルエンザの話を中心に書いてきましたが、日ごろからの予防に加え、
専門的な予防(予防注射など)をうまく利用して、感染症から身を守っていきたいです
ね。
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